iPhoneの画面が真っ黒・・・何も映らない(ブラックアウト)の対処法

こんにちは。モバイルコンサル甲府です。

今日はiPhoneのブラックアウト(画面が真っ黒のまま何も映らない状態)の対処法について解説していきます。※本日はかなりの長文になります。ご注意を。

まず「ブラックアウト」とは・・・

「ブラックアウト」とは【画面が真っ黒のまま何も映らない状態】のことです。「ブラックアウト」がおこる理由として

  1. ソフトウェアの問題
  2. 液晶画面ケーブルが外れて(もしくは断線して)いる
  3. 液晶画面内部のバックライトが切れている
  4. 落下にる衝撃
  5. 水濡れや隙間からのホコリ侵入
  6. 反り・曲がりの影響で基盤が故障
  7. その他(中古購入品など)

1~7までいくつか理由が考えられます。理由の2・3ついては4の落下による衝撃、5の水濡れ、から2・3の理由に至っていることが考えられます。1の場合は強制再起動とリカバリーモードでなおる可能性が高いです。ただリカバリーモード=iPhoneの初期化、なのでiPhone内のデータが消えます。日頃のパソコンやicloudへのこまめなデータ保存が必要になります。6はポケットにiPhoneを入れて持ち歩く方は注意。7は購入時のiPhoneの状態がよく分かりません。見た目では分からないダメージや故障一歩手前の状態、前の所有者の分解・改造、など・・・不安点が多いです。

 

このブラックアウトの状態、故障の種類が2種類あります。①バイブなどは反応していて電源は入っている状態、②充電器につないでも電源が入らない状態、この2種類があります。

①振動(バイブ)・音などは反応していて電源は入っている状態のブラックアウト

これは液晶画面の故障が考えられます。電源やバイブ・音には問題がないと仮定できるので、液晶画面本体の故障もしくは本体と液晶画面をつなぐケーブルの故障が考えられます。ですので修理を行う場合は【液晶画面の交換】が有力です。

②充電器につないでも電源が入らない状態のブラックアウト

これはすぐには原因が分かりません。なぜなら電池切れしている可能性があるからです。ですのでしばらく充電を行い、それでもブラックアウトのまま→さらに振動も音も反応無しであれば上記①が原因ではなく、電池(バッテリー)の故障が考えられます。なので修理としては【電池(バッテリー)の交換】を行うことで故障がなおる可能性が高いです。

上記①②状態の修理価格ですが、①液晶画面なら、Apple Storeなどの正規サービスプロバイダだと13,000~35,000円程度、当店のような一般の修理業者だと5,000~10,000円程度で修理がおこなえます。②電池(バッテリー)なら、Apple Storeなどの正規サービスプロバイダでおよそ10,000円程度、当店のような一般の修理業者でおよそ4,000~7,000円程度で修理可能です。

 

上記①②で述べた以外にも「①、②のどちらかの状態だが液晶画面の故障や電池(バッテリー)の故障ではない」状態のブラックアウトもあります。これは液晶画面や電池(バッテリー)以外の故障が考えられます。本体側の基盤やケーブル、コネクタ(ケーブルの接合部分)などが故障している場合がこれです。本体側の基盤やケーブル、コネクタ(ケーブルの接合部分)などが故障している場合はApple Store対応となります。

 

上記で色々と述べた「ブラックアウト」、日頃からの予防策として

  • iPhoneを休ませる、酷使しない(定期的に電源を落とす、充電しながらの使用は控える)
  • 落下の衝撃から守るために保護ケース、ガラスフィルムを付ける・貼る

上に書いた予防策を行うだけで、ブラックアウトはかなり防げます。ご自身の愛機iPhoneを長く使い続けていくポイントです。